こういう話
酒屋さんでビールを3本買った。作業場と直結しているので、お店におじさんが4人くらいいる。で、おじさんたちの会話。
わたくし「1000円で足りますかね」
A「(うつむいて)あれーこれいくらかな」
B「(わって入って)たしか普通のビールは280円だけどエビスはちょっと高いんだよな」
C「300円だよ」
A「あ、ってことはお客さん、600円になります」
わたくし「えっ?」
A「600円てことは・・・400円か?」
わたくし「あの、3本ですよ」
A「そう、だから600円」
わたくし「えっ900円じゃないんですか」
C「900円だよ」
A「あ、そう。900円になります」
私はある事柄を知らない人を見下さないようにしたい。なぜなら、私も同時にある事柄を知らない人であり、例えばある閉鎖的な集団の中で当たり前のことであっても、私が知らないことはよくある。私はその場面ですごく恥ずかしい無知をさらしてるかもしれない。なんかそうやって考えて、算数がたまたま義務教育に入っているからおかしなことになるわけで、ナチュラルに算数を間違えているこのおじさんと私は同じようなものだ。例えば、私はまったく車の区別がつかないので、カローラをプリウスと言ったり、トヨタの車を日産だと思ったりするのだが、それは場所によっては致命的なくらいの無知で、ただ算数ができないということも、ある分野での無知と同じような気がする。それで馬鹿だとか言うのはよくない。という話。