ぼくは
と、彼は額にくしゃくしゃにい皺を寄せ、唇を大きく横に開き、ベッドカバーを両手できつく握りしめながら、堰を切ったように激しく、悲鳴のように長々と引きずって、笑い声を上げ始めた。
官僚たちの夏のドラマを見て、読みたくなって読み始めたら普通に面白かった。最後まで読みとおせる持続力が今でもおれにあるかは謎。がんばれおれ。あとこの人はあんまり好きじゃないけど、業界本として読んだ。ううむ。具体的に横断的な話が書ける人はいないんだろうな。でもまあ割と今までの本よりは読める。一番ためになったのは、本の雑誌社の営業の人を「よしつぐ」だとずっと思っていたら、「ゆうじ」だったという話、というかルビ。
あと、本屋さんで、益田ミリの文庫を買った後、たまたま別のフロアの「お母さんという女」という本の前で「あたし、この人好きなのよ。最近。西原の次はこれ」という声が聞こえて、もうオレと趣味まるかぶりじゃないかと思って顔を見たら、もうまさにオバハンという感じのオバハンだった。そうか、このへんにも読者がいるのか。そして、もうまるかぶりすぎるのが、こんなオバハンかと思って、いや、でも、西原も益田ミリも一般性あるって!女性のためだけの作家じゃないって!ところで、益田ミリがすごいのは割とはずれがないということ。でもやっぱり「結婚しなくていいですか?」が最高傑作だと思う。あと、これ言わないほうがいいくらいの方向性の本だけど「わたし恋をしている。」とかも好きだったりするんだけども。20〜30代くらいの恋する女性の気持ちを描いた川柳集だけど。
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