っふう

 で、アメリカ人の半分は〜を読了。とても面白かった。
 私がどれくらい世の中に興味がないかと言うと、オバマはアフリカンと白人のハーフだと思ってたくらい、つまり常識や教養がぜんぜんないのだ。
 以前、会社の同期が自分の会社に入ってきて欲しい人の話で「新聞を読む人」と言っていて、ああごめんなさい本当に間違って入ってごめんなさい生まれてきてすみません、と思ったことがあった。オレはテレビ欄とスポーツ欄と文化欄と出版広告しか読まないので、世の中のことがよく分からない。サブプライムローンも半分くらいしか意味わかってなかったし、というかこの本読んで分かった、というかオレはこれくらい分かりやすく読みやすく書いてくれないと読んで理解できないのだ。
 そもそもいろいろよく分からないのだった、今日もニュースをつけたら急に天下りがどうとか議論していて、少し話がズレてしまうのだが、天下り=悪というところからオレはよく理解ができない。天下りする奴で悪い奴がいたり、無能な奴がいたり、不必要に金をもらう奴がいたり、だとして、でもそれは天下りが悪いという話とはまた別じゃないかと思う。私は文系と見せかけて数学以外の教科はぜんぜんできない人なのだが、というのは全然関係なく、世の中には和集合と積集合が分からない人がなぜこんなにも多いのだろうとよく思う。別にこれは天下りの話だけではないのだ。麻生がある漢字を読めなかったこと、バーで酒飲んでたこと、と、麻生が総理としてどうか、なんてことはぜんぜん関係ないことなのだ。ちょっと考えてみれば分かることじゃないか。「論理と命題」とかそういうカリキュラムあったじゃん?あれだけは死んでも覚えてもらうように全国民を教育したいとオレは思っているんだけど、つまりA∧BとかA→Bとかそういうやつな。
 まあ、もし分かると野党の人とかが喋ることが10分の1くらいになっちゃうんだけどさ(いやもちろん分かってるさ、皆分かった上でパフォーマンス合戦やってるんだってことぐらい。でも、それ聞いて馬鹿じゃね?って思う人が増えれば、もっと有意義な議論をする時間が増えるじゃん)。ごめん、今日はそんなことを書くつもりじゃなかったんだ。ただ、マケインがベトナム戦争中に飛行機乗ってたら撃墜されて重傷になって捕虜になってものすごい拷問されて、で生き残って帰ってきた英雄だったとか、そういう全然知らない話にびっくりしたと書きたかっただけなんだ。オレ、ひねくれものだから、ずっとマケインが気になっててさ、オバマとかヒラリーとかいうより、実はマケイン勝つんじゃね?とか根拠も思い入れも一切ないけど、ずっとマケインのことを思ってて、でも何も知らなかったので勉強になりました。

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

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