addicted to you(つづり合ってるの?)

 読んだのは土曜だが、ただいまヴァルザー中毒。
 ところで、いつか言いたいと思っていたことだが、『Tokyo graffiti』という雑誌は本当に勉強になる。絶対友だちにならないであろう人たちのことがたくさん載っていて、今回はマンガ特集なので買った。ところで、ぼくの友人の中にはスラムダンクが大好きだという人がいっぱいいて、それはけっこう広範囲なジャンルの人たちなのだ(性別とか職業とか、てんでばらばらだ)。だって国民漫画だもんね。で、今ぼくは“スラムダンク系”という言葉を考え付いた。ここに出てくるような人たちのことを意味する。好きな人、不愉快な思いをしましたか?でも、不愉快に思うのはいけないと思う。明らかにぼくは喧嘩を売っているようだけど、でも同じじゃないか、スラムダンクが好きだということにはかわりはないんでしょう?まあ、ぼくも嫌だけどね。でも、嫌だとは思わないようにしたい。ようするに、大事なことはそういうことなんだと思う。他にも、買わないけど『小悪魔ageha』だってそうだと思う。これはネタのまとめサイトかなんかで知ったんだけど、本当にすごい。ぼくはそういう跳躍ができる人を尊敬する。ぼくは論証みたいなものが嫌いで、ようするに一生懸命考えるのが嫌いなのだと思う。ぱっと終わる論証は好きだが、長いのは無理だ。集中力が続かないのだと思う。マニエリスムという言葉が仮にぼくの思ってるとおりの意味だとすれば、それは、たくさんの島を跳躍することである。そのとき、たくさんの島を見つけ出すことと、跳躍する勇気を失わないことが大事なのだと思う。
 読んだのはけっこう前だけど『新世紀メディア論』で、オリジナリティのない大手出版社の編集者が批判されていて、まったくそのとおりで、ぼくもそういう人たちは嫌いだ。特に、若い人は別に守るような立場なんかないんだからむちゃくちゃすればいいんだ。それを許さない環境があれば、というか、守るような立場がある人に、ぼくは割と理解があるつもりだし、同情する。だけども、跳躍する若い人の足を引っ張る人は死ねばいいと思う。で、若い人(そうだ、ぼくもだ)は跳躍すればいい。
 ヴァルザーの詩に合わない話だね。ごめん。タイトルはFIELD OF VIEW