長文だとキモい感じになってくるよ

 第4話。ダメだ、相武紗季ダメだよ。若い。「直輝は選ばれるわけない」とか、いなくても絶対に言っちゃダメだ。浮気してるならなおさらダメだ。と、おじさんは思うよ。言った先から自分が嫌いになるでしょう。それからあんなに堂々と嘘をついちゃダメだ。堂々と嘘をつかなければ、退却できるのに。甘いよ、そんなの。ばれずに嘘をつき通せる自信のある人はあれでいいのか。オレはマネできないぞ。このドラマで相武紗季が救われなく思えるのは、自己嫌悪してるシーンが一切描かれないからだと思う。仮に今は自己嫌悪に陥らなくてもいつか絶対に思うから!面白いのは、相武紗季が大根役者じゃなかったら、悪そうだけど不器用な女性としての見せ方もできるけど、監督は諦めて悪女を楽しんでやれという発注をしたのだろうか。だから相武紗季が気になってしょうがないんだって。廉は余裕があるからいいけど、相武紗季はとても危ない精神状態に向かっている。あと川崎さんには感情移入できる。一度失敗して、ベタだけどちゃんと手間かけて誠意を見せるのがいい。大人の男だから、本音とテクニックの中間の曖昧なところを進んでいる緊張感もあるだろうと思う。それはオレの勝手な解釈だが。川崎さんをかばう電話を北川景子にする直輝いい。直輝母の誕生日の夜に、メールが来なくて電話した相武紗季がタバコを吸えなかったシーンがまた微妙。怒ってるのか、混乱してるのか、反省してるのか、ただ悪いだけか。とことん相武紗季は微妙な描き方しかしない。ヒマワリを置いてきたことをあえて言わない直輝がいい(最後まで北川景子が気づかないほうがオレの好みだが、まあ伏線とするのが王道だから仕方がない)。「普通にキレイだなと思って」と北川景子のデータの日のメイクを褒めるシーン、もう下心とか一切なしの、ただ勇気づけたいだけの優しさ、っていうね。いやわかんねえ。でもオレは下心ありでしかこれはできない。そして今週の最後のシーン。やっぱり相武紗季はガキだな。直輝に母性を感じたことがあったら、廉に母性を感じることはないでしょう。直輝に母性を感じないで、ただ彼氏としてだけ見てきたってことは相当若い。結婚はまだ早い。ここまで、若いって2回くらい言ったけど、ていうか、本当に若いか?オレのほうが若いのか?オレ、若いのか?でも、なんにせよ、いや、だからこそ、いや、とにかく、オレは相武紗季が幸せになるシナリオを書きたいんだが。廉が素で弱って、なし崩し的に母性→自暴自棄→恋愛、で、結局くっつく、というパターンだけは却下だ。
 もう自分の恋愛観の話みたいになってて、しかも上から目線でひたすら痛い。痛い、すなわち面白いので直さない。
 あとひとつ言っておきたいが、このドラマの相武紗季(菜月)が好きだ、支持したいという男はごくごく少数派だと思うが、女子はそこそこいると思う。だからこそ、オレは「男子が支持する菜月(相武紗季)」というテーマで考察していこうと思っているのであって、ただ単に相武紗季がかわいくて好きだという話では断じてないのだ!いやマジで。