ドバイに行ってきた話をすべき

 今更ながらの「時をかける少女」を見る。「サマーウォーズ」が良すぎたせいで、ハードルが上がりすぎた。いや普通にいいんだけども、恋愛よりも家族愛萌えなんだとオレは。天丼コントは面白いんだが、サマーウォーズの自由なやりたい放題な感じを先に見ていたので、不自由感を持つ。すっげえいい映画なんだけど、サマーウォーズが撮れる自由な翼をもっていることを知っていると、なんてこぢまんりといい映画(傑作でなく秀作)をつくってんだてめえ、となじりたくなります。順序が逆だからいけないだけなんだが。
 ユリちゃんとか、普通にかわいいんだけど、女の子の描き方は割と雑。ということで、功介萌えか、千昭萌えかの議論をするしかなく、確かに功介は異常にカッコいいのだが、ピアスすんな!メガネキャラとか欲張りすぎ!そして告れバカ!なので、どんだけタイムリープしても同じ流れになるくらい(三人の関係がなくなるというスイッチが入ったから、なんだけども)ちゃんと好きなのだが、全てなかったことにされる千昭に萌えるしかなかろう。今回一番ぐっと来たのは、未来では野球がないと言われるところ。マジか!勘弁してくれ!泣きそうになった。ただ真面目な感想を言うと真琴のキャラが全て。ステキ。ゴルトベルク変奏曲が気になって(それも泣けなかった理由だと思う)、思わずリープの回数を数えたけども全然関係なさそうだ。ゴルトベルクは天丼コントのアナロジーだと言ってもいいのだが、しかし。