ソースはジェノサイズ

 「空中ブランコ」アニメ化と知り、なんとなくHPでプロモを見たのだが、そのトラウマアニメっぷりは想像をはるかに超えている。電気グルーヴがまともに聴こえる。http://www.kuchu-buranko.com/
 サイゾーの宇野・更科対談が単行本化。連載時からちょくちょく読んでたが、いろいろ言う前にとりあえずすごく面白いと思う。心配なので書いておくが、これを同じ地平で読む(≒批評する)ヤツはお呼びでないのよ。東の言う○○は正しいが〜、宇野のこの言い方は違うと思うなぜなら〜、みたいな話はオレの半径5メートル以内では絶対にしないでくれ。オレが一番関わりたくないものがブログ論壇とか、ネット上のアカデミックな議論とか、ブロガー兼三流ライターとかで、そういう人たちの感想とかはけっこうどうでもいいんだ。読み物として読むんだよオレは。
 少し前に料理しようブームが沸き起こり、もはや風前のともしびだが、クックパッドの新書を読んでみている。意味がわからない。そのほか、最近新書は2冊も失敗した。SAPIXの新書(オレが読みたかったことが書いてない)とTwitterの新書(ひどい)。
 よしながふみの「大奥」1巻を少し読んでこれは相当面白いと思ったので、続きは読まずにこれを買ってみた。

批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判

批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

 宇野・更科対談を読みなおして、その思いが強まり、決定的な決別の直前くらいなんだけど、オレもう小説いらないかもしれん。小説とは文体・描写・物語とかを楽しむものだとして、第一にオレはもう文体の開発競争は見たくないし、というか文体上のセンスオブワンダーに興味がない。ていうか、もうたいがいのことは開発しつくされてて面白いことに出逢う可能性が低すぎるよ。例えばさ、アクロバット前夜みたいなことじゃないんだって。第二にオレの求める水準で描写の重要性をちゃんと心得ている作家にはそうそう出会えない。方向性は違うがミルハウザーにしろ、アン・タイラーにしろ、超絶技巧の持ち主だと思うが、しかもすごいのは温度にムラがないところが素晴らしいけど、そういうのに出逢う可能性も低い。第三に物語にアクセスするのに活字にこだわる必要性なんか全然ない。急にいくつかアニメを見たからかもしれない。小説なんか読んだってがっかりすることばっかり。もうこりごり。