火花について

 「火花」って何が面白いの?芸人なんかに取らせて話題作りじゃね?という言説の人に対して。ポッと出の芸人が取るなんて嫉妬とかしないの?という質問に対して、羽田圭介が、何も後ろ盾のない高校生が小説を書くより、芸人が小説を書くほうがよっぽどいいものが書けそうじゃないですか?(大意)と言っていて、正直これに尽きる。会社員より芸人のほうが面白いものが書けるに決まっているじゃないですか。どっちが出会う確率の低い経験をしていると思っているんですか。芸人なんかに取らせて話題作りじゃね?っていう言説は本当に内在する差別意識に気づいてなくて、そういう差別意識は見ていて本当にげんなりしますね。私がマイノリティ文学が嫌いなのは、逆差別になりうるからで。だんだんなんで今日おれ怒っているのかわかんなくなってきた。でも、だいたい例えば純文学にありがちなテーマの自意識なんて、芸能人こそ一番考えるテーマじゃん。もっと皆が書いたほうがいいよね。